モノの原価というお話。
昔から書籍とかでもあるのですが、「モノの原価」って多くの大人は興味があるんですね。
最近であればNEVERまとめでも取り上げられていました。
http://matome.naver.jp/odai/2127374075574714001
個人的見解でなのですが、こういった類の「カラクリ」を知りたい知って得すると感じるのは「ユーザー」つまり「消費者」なんでしょう。
「えー、こんなに安いのか。びっくり仰天!」的な。
商売している人間がもし、こういった類のエントリーに飛びつくのであれば、
それはそれでキケンといいますか、おそらく商売上手くいっていないオーナーや社長さんじゃないですかね。
知らないけど。
そもそも「1つ作る時にかかるお金」じゃないし。
何百何千何万ロットでつくるから原価は低くなる、低く出来るわけでして。
あとは・・・・原価から「売価」を設定するような商品サービスって大企業には向いてますけど、
年商10億とかの小さい会社は、その旧式(原価から売価を算出)から抜けだして、
付加価値をつけないと、ダメだと思うのですね。どこでも言われていることですけど。
プロダクトアウトとマーケットインの違いですね。
プロダクトアウトからマーケットインへ!
・・・って、これ2012年の1年間かけてやったセミナーでは何回も話をしたなー。
特に中小企業同士の「値引き合戦、叩き合い」というのは厄介ですから。
そもそも「同業種」を「ライバル」と認識しているから、他社のやっている事が気になるのであって、実は同業種の上手くいっている企業から学ぶべきものは少なかったりします。
セミナーとかでもそうですけど「全く違う業種の人が集まるもの」の方が学びも得るものの多かったりしますしね。
「あ、この部分。ウチでも取り入れれるんじゃね?」とか気づきが多いわけです。
原価が安ければ売れるわけでない
「安く作ることは努力でできる」
でも「売ること」が出来なければ「「売上は0円」ってことを忘れてはいけません。
原価が奇跡的に安く抑えられても「売上」が0では意味がないのです。
「うん、安く出来たね! で・・・・・・売れてるの?」って事です。
「全ては売るために」・・・・なのです。
そこに注力しないと「作ること」が目的になっちゃいますので。
多いですね、地方の企業とか特に。
作った時点で燃え尽きてしまい、世の中に広める事ができない商品やサービスって。
そもそも論としてユーザー的は
「おまえの会社の都合なんて知らねーよ。
で、それ買うと俺はどんな気持ちになるの?してくれるの?
どうなれるの?似た商品と何が違うの?」
という事を知りたいわけでありまして、原価とかって本質的には無関係。
言われたことないでしょ、「これ欲しいんですけど、原価いくらなの?」って。
原価で決める人なんていませんので。
原価が低くても売れなきゃダメなのです。
「全ては売るために」・・・・なのです。
ビジネスマンの原価
「読書量×考えること(考える習慣)」 かなーと。
これが原価。
読書といっても多読しろ!って意味ではなく「色々なジャンルの書物(マンガでもいい)」を読んでみるというのが大切だと思います。
一番ヤバいのはビジネス書ばかり買ってしまうケース。
書籍って1,000円以下で色々吸収もできるし「この著者、全然わかってないよねー」的な気付きもあるし、10冊買って1冊あたるくらいの感覚で1,2万円は書籍に使ってもいいと僕は思います。
これに「行動」「修正」が加わって基本の戦闘能力が備わる。
勝負はそこから。
知らないけど。