うまくいくビジネス。じゃがいも戦略。
以前にもセミナーや、記事で書いたお話です。
例えばアフィリエイターとか。
例えばリスティング周り集客支援的なお仕事とか。
例えば個人事業主で法人化を狙っている人とか。
例えば固い、美しいビジネスを模索している人とか。
そんな人に少しは役立つメタファー的なお話。
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ある少年がいて、彼はとても貧しいんですね。
超貧しい故に何を見ても「もったいない」と思うわけです。
食べ残しとか廃棄物とかゴミとか見ても。
で彼は“じゃがいも”を1つ拾うのですが、スグに食べずに土に植えるんです。
「芽が出て立派に育ってから食べるのかなー?」って思っていたら、、、違うんですね。
その育ったじゃがいもの1~2個だけ食べて、残りはまた植えるんです。
全部は食べない。食べられるけど「食べない」んですよ。
その繰り返しで、次々にじゃがいもの数は倍増します。
もちろん、自分で食べる量も年々増え続けますけど、
なんせ増える量(生産量)は大きいので、とてもじゃ1人では食べられないくらいに増える。圧倒的に増え続ける量の方が多いわけです。
そうなると「畑」はじゃがいもだらけになりますよね。
もう作れないワケですよ。面積いっぱいだから。
もっと増やそうと思えば「新しい畑」が必要となります。
でも畑を買うには「お金」が必要なわけです。しかし・・・・彼にはお金がない。
そこで彼は増えすぎたじゃがいもを売って、さらに畑を安く売ってもらって拡大を考えます。
“売上の一部で買える程度の価格の畑”を買うわけです。
じゃがいもの収穫量にあっただけを計算して広げていくわけです。
無理せずに。決して大きすぎる畑や高い畑は買わない。
こうなると、自分で食べるじゃがいもには困らない。だって微々たる量だから、自分で食べる量なんて。売れ残った、あぶれた分だけを自分は食べればいい訳ですから。
で、じゃがいもはどんどん増え続けて売れ続けるんです。
畑も増えるから生産量も増えるわけですね。
でも・・・・順調に見えても、やっぱり問題は起こるわけです。
どんな問題?
畑を増やしても、それに比例して「売上」が増えないっていうステージにブチ当たるわけです。
じゃがいもを作っている人って大勢います。供給者が増えるわけで、そうなると単価は下がる。だから売上増に比例しないわけですよ、利益が。
いわゆる「売上」に「利益」がついてこない状況になるのですね。
で、彼はこう考えます。
「今のじゃがいもとは違ったじゃがいもは作れないか?」
「その他大勢のじゃがいもと比べることの出来ないじゃがいもが作れないか?」
新しい味、カタチのじゃがいもを作ろうとして研究しはじめるんですよ。
良質の肥料など費やして、失敗を経て絶品を作り出す。
新しいものを作るわけで、今は存在しないものを作るわけだから誰に聞いても意味・答えがないわけですから彼はとにかく「あらゆる施策」を立てるわけです。
「こうすればいいんじゃね?」と仮説を立てて、答え合わせをするわけです。
実際につくってみるんですよ。
で、苦労の末に開発に成功します。
そうなるとライバルはいないわけです。
だって普通のじゃがいもばっかりだから、周りは。
結果的にそのじゃがいもは「高く販売すること」が可能になります。
付加価値がない「その他大勢のじゃがいも」ではありませんから。
従来の畑で生産したじゃがいも。
新開発したじゃがいも。 ・・・・この2つのじゃがいもを生産する。
このサイクルっていうのはほぼ永久に繰り返すことができるので一生困らなくなるわけです。しかも、安定してじゃがいもは自分で食べるのには困らない。
自分の必要に応じて食べればいい訳で、欲張る必要なし。
自分が必要な分だけ食べ続けることができるようになるのです。
畑は広がる一方で、お金もどんどん増えている。
その売り上げが固まったとき、自分で耕すことから、人を雇い手伝ってもらうわけですね。
で、ここから本当のビジネスがはじまるわけです。
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ビジネスってこーゆーことだと。
①売上が立ったからといって自分のポケットに入れない。
→初期の売上げは投資すること。目の前の利益の誘惑に負けないこと。
②刈り取った量でなく「撒いたタネの量」で判断しなさい
→豊作をもたらすのは刈り取りではなく、タネを撒いた数。
ECとかネットでも「販売数=利益」という図式で考えると大抵上手くいかない。
③やれ。
→事例とか誰かの成功話は真似できない。
GO! やれ! とにかく動け!
死なない失敗は大した失敗ではない。死ぬ気でタックルした回数で人生は決まる。
色々やってて気づくんですけれど「目の前の果実(利益)」ってデカく見えるんですよね。
100万利益が出たら、なんか調子にのって車買ったり、贅沢したり。
それはイイんですけど、その利益がある程度、固まらないと怖いですよねーと。
僕の周りにも消えていった人はたくさんいます。
彼らは自分のポッケに入れちゃうわけです。
本当はその売上を適切に投資できれば、絶対に将来は変わっていたのに。
欲は怖いですね。
まああれです。
ライバルに勝とうとか、
顧客に勝とうとか考える前に自分に勝つってことです。
自分に勝てない人は誰にも負ける・勝てっこないわけです。
これが軸とか言われるものです。
己の戦略、方向性、色ってものです。
知らないけど。