検索の限界。SEOの限界について。
世の中には集客の方法なんてものは星の数ほどあります。
例えばSEO。
大好きですし、起業のキッカケになったスキルでもあるし、今でも大好物の1つです。
例えばリスティング。
売上で示せば数百億を越えるやや大きな会社の集客や、店長一人の個人商店までお手伝いをしています。
両者に共通するのは「弊社が優秀な営業マン」と化し、見込み客をページへ引き連れてくること。
商材によっては紙の方がパフォーマンスが高いこともあるし、ラジオが爆発的な効果を出すこともあるし、TVが王様だよね!的なこともあります。
すべての集客や売上アップに効くものはない・・・
色々な媒体で何とかコンサルタントか先生的な人も見かけますが、
結局は集客から売上げの繋げこみとか、そういったことは本当に地味で、
やった途端にバコーン!って結果なんて出無いわけです。
だからこそ、その期間に(思った結果が手に入らない期間)「悪魔の囁き」がやって来ます。
今なら●●という方法がいいっすよ!ヤバいっすよ!早くしないと!!って。
検索の限界を知ること
Googleはインターネットという市場を大きくしました。
Googleは何も生んでいないとか言う人もいますがウソです。
「言葉の市場」というものを創出したわけです。
この市場が形成されたことで、WEB製作業者やSEO業者、リスティング業者とか、それに付随するビジネスも大きくなりました。
「何をか欲しているユーザーを受け止めようぜ!」
「買う気のあるユーザーを囲おうぜ!」 と。
その手法にはSEOがいいよ!リスティングに分があるよ!オウンドメディアっすよ!
・・・・・・・・・・な未だに盛り上がっているし、
「どれがいいんでしょ?」という答えのない議論もどこかで盛り上がっています。
でもその市場はどんどん激化し、小さくなりつつもあります。
たぶんリスティング屋さんは、今後5年以内にはかなりの数で減るでしょう。
自動化の流れもあるし、それ以外に色々な不安要素があります。
大きいくなり更に大きくなるものと、吸収縮小合併と「生きる道」を探るものという具合に。
サムライ業、特に税理士業界なんかと似ている構図ですね。
たぶん。
検索という行為の意味。知らないものは知らない
6月のセミナーでも最後に話した話です。
例えばYahooスポンサードサーチなど検索連動型広告。これは確かに売上げには結びつきやすい。「ダイエットサプリ」と検索しているユーザーに「ダイエットサプリ」を提示してあげれば苦乳してくれる確率は高いですから。
でも考えて欲しいのは
「検索機能や検索リテラシー」などテクノロジーが進んでも、検索リテラシーがあがっても・・・・
「検索とは
自分が知っている言葉で
自分の知らないものを探す行為」
です。これ以上でもこれ以下でもありません。
これを忘れてはイカンと思うわけです。
そもそも人間は自分の願望や悩みなどを上手に「言語化できません」
Aと検索しても実は欲しておるのはBだったりします。
・・・・はい、THE市場の歪みです。チャンスです。
ビジネスは「市場の歪みを見つけること」
身近な例では電化製品やブランドの輸入、輸出ビジネスなんかもそうですし、
amazonを使ったせどりなんかもそうですね。
すべては「歪み」を見つけることからはじまります。
その歪みが大きければ大きいビジネスになるし、
その歪みが小さければ小さいビジネスになるわけで。
まあ、大切なのは利益率ですけど。
Aばっかり提供しているサービスや会社がたくさんあればあるほど、実は歪みは生じます。
なぜならユーザーは「知っている言葉」でしか検索できないからです。
企業は知っているユーザーをなんとか顧客にしようと戦うわけですから、
当然ながら利益獲得は結構難しい。1回で原価を回収できない。
健康食品とかコスメ系とかそうですよね。
脇役は変わっても主役は変わらない。
検索は「知っている言葉」が起点なんですね。
知らない言葉で検索なんて出来ませんので。
ありきたりになるけれど、やっぱりビジネスってのは
ユーザーの
「真の用事」「本当に片付けたい事象」を考えないことにははじまらない
・・・なと。
その言葉の奥にある、言葉に出来ない、言語化できない「意味合い・想い」ってのを読み取ろうとしないと「レッドオーシャン」で戦うという選択肢しか残りませんので。
最近はリスティングの中の「ディスプレイ広告」などを用いた集客プロモーションや通販系の仕事が増えているのですが、この点が上手く想像できれば、かなりの確率で良い結果は得られます。
角度、切り口を変えるという古典的な方法もあるでしょう。
色々な方法があるけど割愛・・
アクセス解析や検索クエリと睨めっこすることは大切です。
でもそれは「データ」が主役になっている証拠です。
データは脇役でユーザーが主役。
キレイごとに思えるかもしれないけど、結局ここだと思うわけです。
知らないけど。